創業を目指す方必見|日本公庫の支援制度と令和8年度募集スケジュール

- 創業とは、個人または法人が新しく事業を始めることを指す。
- 個人で事業を始めたら、税務署への開業届出が必要になる。
- 国の創業支援の窓口は中小企業庁にあり、e-Govで関連手続を確認できる。
- 東京都の創業助成事業は上限400万円・下限100万円、助成率は3分の2以内。
- 創業時の資金調達では、日本政策金融公庫の創業融資が有力な選択肢になる。
創業の結論

創業とは、個人または法人が新しく事業を始めることです。これがいちばんシンプルな定義です。
具体的にやることは大きく3つ。資金をどう用意するか、開業の届出をどう出すか、使える支援をどう探すか。順番に片付ければ迷いません。
国の創業支援の入口は中小企業庁にあります。中小企業庁は「創業・スタートアップ支援」の案内ページを設け、支援策の情報をまとめています。
開業の手続については、e-Govポータルが「起業・創業」の行政情報をまとめており、新たに事業を開始したときの届出案内もここから確認できます。
お知らせ
創業に関する公的な募集や制度は、年度ごとに更新されます。だから「去年の情報」をそのまま信じるのが一番危ない。

たとえば東京都の創業助成事業は、TOKYO創業ステーションが運営する制度で、都内で創業予定の個人や創業後5年未満の中小企業者等を対象にしています。募集回や受付期間は毎回案内されるので、申請を考えるなら公式の最新情報を必ず確認してください。
私が現場で見ていて思うのは、受付期間の見落としで申請すらできなかったケースが意外と多いことです。締切は1日でも過ぎたら受け付けてもらえません。
動画で見る日本公庫の創業支援
創業資金の調達先として、まず候補に挙がるのが日本政策金融公庫です。
日本政策金融公庫は、起業・創業者向けの創業融資制度を案内しています。創業時はまだ実績がなく、民間の銀行から借りにくい時期です。公庫はそこを補う役割を持っています。
正直に言うと、創業期の資金調達で公庫を外す理由はほとんどありません。私が支援した方でも、最初の一歩としてここに相談する人が多いです。
融資や創業計画書等に関する ご相談をされたい方

融資や創業計画書の相談は、日本政策金融公庫の創業支援窓口が起点になります。
創業融資を受けるには、創業計画書という書類を作ります。これは「何の事業を、いくらの資金で、どう回していくか」を示す設計図のようなものです。
私の経験では、計画書でつまずく人の多くは「数字の根拠」が弱い。売上の見込みを希望ベースで書いてしまうと、面談で必ず突っ込まれます。具体的な根拠を一つずつ積み上げることが通過の近道です。
地域の相談窓口もあります。たとえば墨田区は、創業を考える人や創業して間もない人向けに、相談窓口やセミナーなどの創業支援等事業を実施しています。
創業支援において 日本公庫と連携をご検討されている方
自治体や支援機関は、日本政策金融公庫と連携して創業支援を行うことができます。

地域ぐるみで創業を後押しする仕組みは各地にあります。宮城県は「みやぎ創業ガイド」で、創業相談、補助金等の支援施策、創業セミナー、コワーキングスペース情報をまとめて提供しています。
こうした地域情報の入口として、J-Net21の「起業支援」も使えます。公的支援機関の窓口情報をまとめて確認できます。
令和8年度募集スケジュール
創業助成事業の募集スケジュールは年度・回ごとに公式で告知されるため、最新の受付期間を必ず公式ページで確認してください。
東京都の創業助成事業は、国の電子申請システム「Jグランツ」で申請を受け付けると案内されています。窓口持参や郵送ではなく、電子申請が基本です。
私の率直な意見ですが、Jグランツは初めてだと操作で戸惑います。アカウント取得(GビズID)に時間がかかることがあるので、締切ギリギリで動くのは避けたほうがいい。早めに準備を始めてください。
概要

東京都の創業助成事業は、都内で創業予定の個人または創業後5年未満の中小企業者等を対象に、創業初期の費用の一部を助成する制度です。
金額の規模をまず押さえておきましょう。助成限度額は上限400万円、下限100万円、助成率は3分の2以内です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 都内で創業予定の個人、または創業後5年未満の中小企業者等 |
| 助成限度額 | 上限400万円・下限100万円 |
| 助成率 | 3分の2以内 |
| 助成対象期間 | 交付決定日から6か月以上、最長2年 |
| 申請方法 | Jグランツによる電子申請 |
助成事業の目的
この助成事業の目的は、創業初期にかかる費用の負担を軽くし、都内での創業を後押しすることです。

創業期は売上が立つ前から出ていくお金が多い時期です。家賃も広告費も、最初に重くのしかかります。その初期費用の一部を公的に支える、というのがこの制度の狙いです。
私が支援してきた中でも、この時期の資金繰りで挫ける人は少なくありません。返済不要の助成金は、融資とは別の支えになります。
助成事業の内容
助成の対象になるのは、創業に直接かかる具体的な経費です。
東京都の創業助成事業では、助成対象経費に賃借料、広告費、器具備品購入費、産業財産権出願・導入費、専門家指導費、従業員人件費、市場調査・分析費が含まれます。
| 経費の区分 | 具体例 |
|---|---|
| 賃借料 | 事務所・店舗の家賃 |
| 広告費 | チラシ・Web広告などの宣伝費用 |
| 器具備品購入費 | 事業に使う備品の購入 |
| 産業財産権出願・導入費 | 特許・商標などの出願や導入 |
| 専門家指導費 | 専門家への相談・指導 |
| 従業員人件費 | 雇った従業員の給与 |
| 市場調査・分析費 | 市場調査や分析にかかる費用 |
注意したいのは、何でも対象になるわけではない点です。経費の区分と要件は公式の募集要項で必ず確認してください。
申請から助成金支払いまでの流れ

申請から支払いまでは、申請・審査・交付決定・事業実施・実績報告・支払いという流れで進みます。
ポイントは、助成金は先払いではないこと。交付決定日から助成対象期間が始まり、その期間は6か月以上、最長2年です。経費を使って事業を行い、実績を報告してから支払われます。
- Jグランツで申請する。
- 審査を経て交付が決定される。
- 交付決定日から助成対象期間に入り、事業を実施する。
- 期間内の経費について実績報告を行う。
- 内容が確認されたうえで助成金が支払われる。
現場でよくあるつまずきが、交付決定の前に使ってしまった経費は対象外になること。先に契約・支払いをしてしまうと助成されないので、順番には特に気をつけてください。
募集要項
募集要項は、対象者・対象経費・申請方法・受付期間を定めた公式文書で、申請前に必ず目を通すべきものです。

申請でつまずく典型は2つあります。書類の不備と、申請要件を満たしていないケースです。
私が100件以上の申請を見てきた経験から言うと、不備で多いのは添付書類の抜けと、フォーム入力と申請書の記載が食い違っているパターン。提出前に第三者の目で一度チェックしてもらうと、通過率がぐっと上がります。
要件については「対象期間」「対象者の区分」を勘違いしているケースが目立ちます。創業後5年未満かどうか、都内での創業かどうか。ここは自己判断せず、要件の文言を一つずつ照合してください。
よくある質問
創業を調べる人が一緒に検索しやすい疑問を、3つに絞って答えます。
よくある質問
最後にひとつだけ。創業は情報戦です。制度は毎年更新されるので、必ず公式の最新情報を一次情報で確認してから動いてください。私なら、まず公庫に相談予約を入れ、同時に自分の地域の創業支援窓口を探します。
- 中小企業庁「創業・スタートアップ支援」
- e-Govポータル「起業・創業」
- TOKYO創業ステーション「創業助成事業」
- 日本政策金融公庫「START 政策金融公庫の創業支援」
- 墨田区「墨田区の創業支援等事業について」
- 宮城県「宮城県の創業支援関連情報について」
- J-Net21「起業支援」
- TOKYO創業ステーション「創業助成事業」(募集要項)
- e-Govポータル「起業・創業」
- 中小企業庁「創業・スタートアップ支援」
- TOKYO創業ステーション「創業助成事業」
- 日本政策金融公庫「START 政策金融公庫の創業支援」
- 墨田区「墨田区の創業支援等事業について」
- 宮城県「宮城県の創業支援関連情報について」
- J-Net21「起業支援」
